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サーフェイサー確認

サーフェイサー確認

全体的な組み立てが終わったら、今度はサーフェイサーを全体に吹きかけます。 サーフェイサーという言葉に聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、隠蔽力が高い灰色の液体で、「下地材」の事を言います。よく「サフ」と略されているのは、このサーフェイサーの事です。なぜこのサーフェイサーを吹くかというと、以下のような理由があるからです。

  1. パーツの傷を発見しやすい
  2. 下地の色を均一に統一する事が出来る
  3. 非常に食いつきが良く、この後の塗装時に色が乗りやすい

では順番に説明していきます。まず1の部分ですが、サフ前の状態は元々の形成色が全面に出てきていますが、サフ後は灰色に塗られる為、それまで目には見えずらかった傷がよく見えるようになるのです。傷を発見したら、パテで埋めたり、ヤスリがけを行ってあげて下さい。勿論、ヤスリがけの後は、再度薄くサーフェイサーを吹いてあげます。

2と3は同じような内容ですが、サフによる下地処理を施さないで直接塗装を行うと、パーツ自身の形成色に影響(邪魔)をされ、綺麗に発色してくれません。多少面倒かとは思いますが、仕上がりにも大きく影響してきますので、サーフェイサーは是非行って下さい。

但し、注意点がいくつかあります。
まず、サーフェイサーがもったいないからと言って、地面にパーツを敷き並べ、高い位置から全体的に吹いたりしてはいけません。サーフェイサー処理を行った事がある方ならどなたでも経験のある事だと思いますが、サフ後に表面がザラザラする事があります。これは溶剤がパーツ表面に届く前に、空中で乾燥してしまい、乾いた溶剤がパーツ表面にくっついてしまう現象です。せっかく表面処理を施したのに、これではまた一からやり直さなければなりません。

また、逆に近すぎるのも問題です。あまりに近距離で噴射すると、一点に溶剤が集中し、グレーのサフでパーツが盛り上がってしまいます。正しいサフのやり方は、Step6の塗装と同じですので、そちらをご参照下さい。

因みに、サーフェイサーにも紙ヤスリ同様に番号がふってあります。意味は紙ヤスリと同じで、数字が小さい程粒子が粗く、数字が大きい程キメが細かくなります。500番あたりのサフを吹けば小さな傷等を隠してくれますが、一般的な塗装の場合は、1000番あたりが良いでしょう。

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