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塗装

マスキング

マスキングを行う理由は、目的の箇所以外に色を塗ってしまわないようにする為です。例えば白をスプレーする場合は、白が乗る箇所以外をマスキングテープでグルグル巻きにし、スプレーした時にテープがガードしてくれるようにします。このマスキングを行う際は、1mmの誤差も許されません。はみ出した状態でマスクをすれば、塗らなければならない箇所が塗れていなかったり、逆にパーツからテープが浮いていたりすると、内部フレームに白が乗ってしまったりします。意外と時間のかかる工程ですが、丁寧にゆっくり時間をかけて行って下さい。

スプレー塗装方法

さて、作品の出来を大きく左右する塗装の出番です。 エアーブラシを使うと、よりすごい塗装が出来るのですが、手入れが大変でコストも高く、塗装ブース等も必要になってきて、とても初心者向きではありません。ここではスプレー塗装の方法をご紹介致します。まずは、市販されているスプレー缶を用意します。このスプレー缶を使用する際の注意点は、まとめると以下のようになります。

  1. 使用前に、よく缶を振る
  2. 吹き付ける際、パーツに対して20~30cm程度距離を保つ
  3. シュッと右から左へ動かしながら吹き付ける

この3点を守らないと、吹きすぎて塗料が異常に盛り上がってしまったりします。最初難しいのは3の動かしながら吹き付ける、という項目でしょう。なぜ動かしながらかというと、スプレーは吹き始めと吹き終わりの時、圧が変化して塗料がダマになって吹き出されるという特徴があります。従って吹き始めと吹き終わりがパーツにかからないよう、パーツの右側で吹き始め、左側へ手首をスナップさせ、パーツの外に出てから噴射を止める、という技が必要になります。
お気付きだとは思いますが、当然この塗装方法、缶の中身の半分近くを無駄にしています。しかし、それで良いのです。これは必要な無駄だとお考え下さい。

グラデーション塗装

ではここで、よりカッコ良く仕上げる為の、一つの塗装方法をご紹介致します。それがグラデーション塗装と呼ばれるものです。まずはサーフェイサーを吹き付けてあるパーツに、つや消し黒を吹いていきます。「ここは白いパーツなのに・・・」と思われるかもしれませんが、容赦なく全パーツを真っ黒にして下さい(但し、ビームサーベルやカメラ等のクリアーパーツに黒は使いません)。

そしてつや消し黒が完全に乾いてから、実際に自分が塗装したい色より、若干暗めにした色を吹きかけます。その色が乾いてから、最後にご自身が塗りたいカラーを吹き上げて仕上げます。前に吹き付けた暗いカラーを活かしながら、徐々に明るい色に染めていくのです。こうする事で、MAX塗りとも呼ばれる重厚感溢れた作品に仕上げることが出来ます。

筆塗り

カメラや微小パーツ等、スプレーで塗り分けが難しい部分等は、筆を使います。筆塗りの際も、目的の箇所以外に色が乗ってしまわないよう、丁寧にマスキングを行ってから行うと、失敗が少なくなります。小さな部分のミスだからいいや・・・、等と考えていると、意外と仕上がった時に気になってしまうものです。

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