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MS-05 ギャバン専用ボルジャーノン

MS-05 ギャバン専用ボルジャーノン

MS-05 ギャバン専用ボルジャーノン

アメリア大陸ルジャーナ領の首都オールトンの西に位置するマウンテンサイクル(現在のアメリカ合衆国サウスダコタ州近辺)で大量に発掘されたため、その領主ボルジャーノ侯の名前からMS-06 ボルジャーノンと名付けられ、ミリシャの戦力として多数使用された。外見はファーストガンダムに登場したザクIIとほとんど同じであるが、コクピット形状などは、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』のMS-06JC型の特徴を備えている。他にも、オリジナルのザクにはないホバー走行の機能が確認できる事などから、マウンテンサイクル下でナノマシンによって再生される際、形状に独自の変化がもたらされたか、もしくは後世に製作されたレプリカではないかと考えられている(小説版によれば、発掘された時点でコクピットには「MS-06F ZAKUII」の刻印があったという)。カラーリングはすべてグリーンで統一されていた。バズーカ等の武装は発掘後にルジャーナ・ミリシャで製作された。恐らくは機体のデータベース上に記録されていたものを真似て再現したセカンドソース品とも言うべき物だったと思われる(イングレッサのカプルでも同様の事が行われていた模様)。AMX-109 カプルギャロップなどと違い、明らかな小型化はされていない。

また、ザクI(旧ザク)に似た機体も1機のみ発掘され、こちらは隊長機として使用されたが性能は悪かったようである。これが本機であり、この機体にはギャバン・グーニーが搭乗。このギャバン専用ボルジャーノンのみはブラックで塗装されていた。∀との力比べでモノアイガードを曲げられてからは、ギャバンもノーマルのボルジャーノンに乗り換え、この機体は式典襲撃時の囮用として破棄されてしまう。ちなみに、初期案ではギャバンが乗り換えたノーマルのボルジャーノンの額には、一般機との差別化としてギャバンの額にある傷と同じような模様が描かれる予定があったという。

レット隊はボルジャーノンを「ザク」と呼んでいた。宇宙の民の敵であるガンダムに対し、勇敢に立ち向かったひとつ目の戦士サイクロプスとして、ザクもガンダム同様に宇宙の民の間で語り継がれている。

パイロットであるルジャーナ・ミリシャのスエサイド部隊は、危険なエンジン(もっとも、それが核融合炉であるとは彼らも認識していないが)を搭載した機械人形に乗り戦う命知らずの決死隊という意味で「自殺的行為」(suicidalあるいはsuicide)の名がついた。イングレッサ・ミリシャの多くのカプル・パイロット同様、やはり彼らも航空機パイロット出身であるらしい。

作中、ボルジャーノンはカプルとともに地球勢(各地のミリシャの連合軍)の主力として活躍。主にマリガン大佐指揮下のギャロップで運用し、数多く発掘された。登場した当初は、ハリー・オード大尉のスモーを撃退したり、奇襲戦でスモーを撃墜したが、中盤以降はよく撃破された上に1機が搭載された核に誘爆し核爆発を起こした。うち2機はウィルゲムに搭乗し月へ訪問。ハリー大尉指揮のもと親衛隊と共同戦線をはり、アグリッパ・メンテナーのクーデターを阻止、月に平穏を取り戻した。しかしグエン・サード・ラインフォードの裏切りに遭いボルジャーノンが奪われ、∀ガンダムやカプル、親衛隊とともにホエールズで地球へ帰還。帰還後は再びマリガン指揮下に入ったようで、ギャロップと行動を共にしていた。なお、帰還時に地球ではムーンレィスの技術者によってボルジャーノンの量産化が成功したとも取れる発言があったが、地球に侵攻してきたギンガナム隊のマヒローに敵わず多くが撃破された。

型式番号 MS-05
所属 ルジャーナ・ミリシャ
頭頂高 17.5m
本体重量 -
ジェネレーター出力 -
装甲材質 -
武装 ボルジャーノン・マシンガン
ボルジャーノン・バズーカ
ヒートホーク
クラッカー
主な搭乗者 ギャバン・グーニー