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フランクリン・ビダン

フランクリン・ビダン

フランクリン・ビダン

地球連邦軍の技術大尉でカミーユ・ビダンの父であり、同じく技術士官のヒルダ・ビダンの夫。妻同様仕事の虫であり、家庭を顧みることもなかった上に愛人(名はTV・劇場版ではマルガリータ、小説版ではジュヌビェーブ・フォンサーン)もいる。家族との絆も薄れ、カミーユもそんな父に対し憎悪に近い感情を抱いていた。ティターンズではガンダムMk-IIの開発に係わっており、モビルスーツの操縦も一応出来る。ガンダムMk-IIの出来には納得いかない部分があったようで、全く執着しない様子を見せる。

息子であるカミーユが、ジェリド・メサが操縦するガンダムMk-IIの墜落事故でのドサクサで同機を奪う際、事前に父フランクリンのコンピューターから本機のデータを盗み見ていたことで、ある程度は操作方法などを把握していたことを示唆するセリフがある。このことから軍属でありながら守秘義務の遵守やセキュリティーの確保には疎かったようだ。

息子の行動のためヒルダとともに人質にされ、妻の死後カミーユやエマと共にティターンズからガンダムMk-IIを奪い、エゥーゴへと亡命する。なお、劇場版ではカミーユやエマ・シーンと共にアレキサンドリアからMk-IIを奪って脱出するシーンがカットされている。その時、アーガマでエゥーゴの新鋭機リック・ディアスを見たフランクリンは、ティターンズに無い技術に並々ならぬ興味を示し連邦に持ち帰ろうと考え、その機体(クワトロ機)を盗み逃亡を企てる。しかし、逃亡中に乱戦に巻き込まれカミーユの目の前で被弾、脱出するも爆発によって絶命する。

愛人の姿を思い浮かべながら逃亡したり、カミーユがビームライフルを自分に向けた際に「親に銃を向けるのか」と言いつつカミーユに対して発砲する(カミーユは一度も父に向けて発砲していない)など、家族を顧みない自己中心的な人物として描かれていたが、小説版では彼の葛藤が詳しく描写されている。また、小説版ではリック・ディアスを奪って逃走しようとしたところをレコア・ロンドに射殺されるなど、TV・劇場版とは詳細が異なる。

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