両脇左右下部にファンを装備し、同じく両脇の左右上部に5連装ミサイルポッドを装備、そして中央にコックピット及び後方に向けられた推進器がある、戦闘用ホバークラフトである。左右のファンによってジャブロー内部のような不整地(鍾乳洞内部)でも自在にホバー走行を行い、有線式ミサイルによってミサイル発射後のコントロールを可能にし、命中率の高い攻撃を行う事ができる。
ジャブローに配備されていた拠点防衛用の兵器の中では唯一飛行可能な兵器であったが、モビルスーツが登場する前に開発された兵器でもあり、対MS戦では苦戦を強いられる事となる。
ジャブロー内にて、ガンダムとシャア・アズナブルの乗るズゴックが交戦している最中に、ガンダムの援護のため割って入り、ズゴックに若干のダメージを与えるが直後にコックピットを腕で粉砕され、撃墜されてしまう。この前後の映像では61式戦車も多数、ズゴックやアッガイに撃破されており、通常兵器ではモビルスーツに対抗する事が難しい様子が描かれている。
劇中ではガンダムの腰あたりまで高く上昇し、アムロ・レイが制止のために行く手を遮ったシールドをすりぬけるなど、ホバークラフトというよりは攻撃ヘリコプターに近い描写をされていた(エンジンの効果音もヘリに近い)。
また、ミサイルも「ミサイルなのか、ロケット弾なのか、曳光機銃弾なのか、とにかくビームではない光弾」としか描かれておらず、5連装という弾数制限も無視して弾幕を乱射していた。