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NRX-044 アッシマー

NRX-044 アッシマー

NRX-044 アッシマー

地球連邦軍ニュータイプ研究所の一つ、オークランド研究所において「サブフライトシステム(SFS)無しの単独で大気圏内を飛行可能な機体」として開発された。

本機はモビルアーマーでの戦闘を主な目的とし、そこに可変機構を組み込むことでモビルスーツにも変形可能な可変モビルアーマーとして開発が進められた。これによりMAの機動性とMSの汎用性を両立することができた。後の可変機では必須となるムーバブルフレームを採用していないため、可変機構により機体が大型化してしまうことも、機体スペースに余裕があるMAをベースにした理由の一つでもある。しかし、可変構造にはマグネットコーティングが採用され、短時間での変形を可能にするなど、後の可変機にも通ずる技術は投入されているようである。

この開発に際しては既存の技術が投入されているが、新たに複数のディスクを組み合わせたドラムフレームを採用している。活動範囲を大気圏内に限定したため、推進装置には熱核ジェットエンジンを採用している。これはジオン公国軍のドムの脚部やゲルググの腕部にも装備されているものであり、大気存在下での稼動は非常に有効である。実際、シャトル追撃時にはシャトルが離陸した後に変形して離陸したにもかかわらず、シャトルに追いつくほどの推力を見せた。

頭部にはモノアイシステムを採用。また、被弾時を考慮したサブ・モノアイを3基装備している。コクピットハッチは左側頭部(及び背中)に設けられている。頭部アンテナはマルチプルロッド、ブレードアンテナ、差圧センサーとしての機能が備えられている。大腿部上部のエアインテークは熱核ジェット用のものであり、シャッターが設けられ、モビルスーツ形態時には主に閉じられる。

本機は宇宙世紀0085年には完成していたとされる。ドダイなどの支援機(サブフライトシステム)が不要で、機動性・巡航能力に優れていた。MA形態で高高度まで上昇し、MSに変形し自由落下中に白兵戦を行い、再びMAで戦線を離脱するという運用が行われた。耐弾性、生産性が良かったため少数が生産され、指揮官機や防衛用機体としてジャブローの護衛やダカール侵攻などに使用された。

本来は地球連邦軍所属機だが、オークランド研究所などがティターンズに参画するのに伴い一部の機体がティターンズに移っている。

『機動戦士Ζガンダム』では第13話「シャトル発進」で登場。ブラン・ブルターク少佐が駆るアッシマーはケネディ宇宙港を襲撃し、ロベルトのリック・ディアスを撃墜するなどした。その後も再三アウドムラを襲撃し、高い機動力でカミーユたちを苦しめたが、アムロ・レイの駆るリック・ディアスに撃墜された。第37話「ダカールの日」ではアジス・アジバ中尉らが搭乗。ダカール演説でジェリド・メサバイアランに立ちはだかり、撃墜されている。劇場版でも登場し、TV版以上の活躍を演じている。

型式番号 NRX-044
所属 地球連邦軍
ティターンズ
建造 オークランド研究所
全高 19.3m
本体重量 41.4t
全備重量 63.8t
ジェネレーター出力 2,010kw
スラスター総推力 68,200kg
センサー有効半径 10,200m
装甲材質 チタン合金セラミック複合材
主な搭乗者 ブラン・ブルターク
アジス・アジバ
武装 大型ビームライフル
ビームサーベル