
ガンペリーは、ホワイトベース中央部の第3デッキに搭載されている、モビルスーツ用の輸送機である。
役務的には汎用輸送機であるが、構造は回転翼機である。3基の上昇用ローター(3軸ダクテッドファンを逆T 字低翼に配置)で揚力を得、4基のターボ・ジェットエンジンで推力を発生する。コンテナ内にはモビルスーツ2機を収容する事が出来る。左右翼状の2基のファンは、艦内格納時には上面に折りたたむことが出来る。また格納庫と一体化した複雑なヒンジ構造を持つことから電動と思われ、機体上面の4機のターボファンエンジンにより電力を得ていると考えられる。
垂直離着陸が可能で、構造上音速での飛行は不可能であると思われるが、1980年発行の徳間書店「ロマンアルバム 機動戦士ガンダム」には最大速度マッハ1.3(また、全長も47m)とある。
全長・全幅もモビルスーツを運用するため作られたペガサス級の戦艦(ホワイトベース等)への搭載が可能なサイズに収められ、ガンダムの空中換装や分離後のパーツ回収も単機で行うことが出来るが、ガンキャノンは“ガンキャノン砲”の砲身が収まらない為に輸送することが出来ない(漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、MS2機を同時輸送が可能)。対して、ジオン公国軍輸送ヘリのファット・アンクルは、大型の格納庫を持ちドム、ゾックといった重モビルスーツを直立状態で輸送することが出来る。
Gアーマー登場以降は、ガンダムの輸送に使う必要が無くなったのか、ミサイル発射装置を搭載され対潜攻撃機として出撃している。